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This blog is Written by カリュウ,Template by ねんまく,Photo by JOURNEY WITHIN,Powered by 忍者ブログ.
日々の愚痴やらロックマンについてやら色々言ってます。最近はイナズマ熱が上がってます。
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昨日書けなかった小説を続きからアップしました^^
今回はソロさん視点のお話です。
読んでやるよ!という勇者さんはレッツクリック!









何故、俺はここにいるんだ………









――真夏の休日――








じりじりじり








太陽の光が地面に当たり、その照り返しが上からの光と共に俺を照らす。何滴目かの汗がぽたり、ぽたりと流れ落ちる。








じりじりじり









もともと長袖を着ているせいというのもあるが、正直、この暑さはこたえる。共に行動しているラプラスも少しバテ気味だ。
さすが天候がコンピュータに管理されている常夏の島、シーサーアイランド。島特有の熱が容赦ない。



何故俺がこのような場所にいるかというと…――
先日、この島で強い電波のぶつかり合いを感じたからだ。片方はアイツだとすぐにわかった。もう片方は恐らく…ディーラーの者だ。
どちらも俺が追っている奴には変わらない。ここにいれば、再びやって来るのではないかと思い、今に至る。
しかし、よくよく考えてみると、ディーラーの奴らは一度事を起こした場所にわざわざもう一度やってくるか…?
…答えはNOだ。そんなことをするほど馬鹿な集団ではないと思う。
となると、俺は無意識にアイツと再び拳を交えたいとでも思っていたのか?
…まさか、な。






「ハイサイ!キミ、そんな格好で暑くないのサー?」






そんなことを考えていたら声をかけられた。振り向くと、そこに1人の男がいた。
そいつは珍しい物を見るような目で俺を見ていた。視線が鬱陶しい。







「貴様には関係ないだろう。」






そもそも俺は、誰かと関わるなんて事を嫌う。孤高こそ強さと信じているから。






「関係あるサー。以前、暑さのあまりこのあたりで人が倒れたことがあるからほっとけないサー。」








本気で大丈夫なのかこの島の環境システム。
せめて人が倒れないくらいの気温に設定するとかできるだろう。

…あまりのことに思わずそう突っ込みを入れざるをえない。







「キミのウィザードは相当暑がっているように見えるサー。」




『ガ………』




「…うるさいぞラプラス。」




「うお、言ってる事が分かるんか!?凄いサー!」




「…もういいだろ。俺に関わるな。」






そう言い放つとそいつは少し黙ってからどこかへ走っていった。…これで良い。これでもう話しかけてこないだろう。
すると突然、視界いっぱいに紫色の物体が現れた。






「これあげるサー!」







驚いて顔を上げると、満面の笑みでそいつが俺に何かを差し出していた。






「…何だこれは。」






「この島名物の紫イモアイスサー!これ食べたら少しは涼しくなるサー!」






どうやらさっき走っていったのは、これを持って来る為だったらしい。
御丁寧にもラプラスの分まである。奴のウィザードと思われるヤギのような電波体がラプラスにアイスを渡していた。目が合うと、ぺこりとお辞儀をしてきた。

仕方なく俺はアイスを受け取り、一口食べた。冷たさが口の中に広がる。







「うまいサー?」




「…まぁな。」




「あ、自己紹介が遅れたサー!オレは八木ケン太!こっちが師匠のゴートサー!」






そう言って、奴は自分のアイスにかぶりついた。






「…ここで誰かを待ってるサー?」




「…戦いたい奴がいる。」




「あ、それってもしかしてロックマンの事サー?」




「奴を知っているのか?」




「知ってるも何も、以前ドンブラー湖って場所で手合わせをしてもらったサー。本当に強くて凄い奴だったサー!オレ、ロックマンに憧れて今も師匠と一緒に修行しているサー!!」






驚いた。まさかこいつがアイツと戦ったことがあっただなんて…。







「ところで…」




「?」




「ロックマンと戦いたいってことは、電波変換ができるんサー?」




「…あぁ。」






そう答えると、ケン太は嬉しそうにしてこう言ってきた。






「なぁなぁ!良かったらオレと手合わせして欲しいサー!どこまでオレ達の力が通用するか試してみたいサー!!」






これは思わぬ挑戦状だ。断ろうとも思っていたが…
こいつはロックマンと戦ったことがある。その実力をこの目で見てみたいと思っている自分がいた。






「…いいだろう…」




「あ!でも!」




「今度はなんだ。」




「今はゆっくりしていくサー。焦っていても何も無いサー。せっかくシーサーアイランドに来ているんだし、少しは楽しまないと損するサー!」







周りをよく見るサー、といわれ、気づいた。
どこまでも澄んでいそうな青空。その空に積み重なる入道雲。どこからともなく聞こえてくる波の音…。
俺は待つ事や考え事ばかりに夢中で忘れていたが、ここは常夏の島だ。
要はこいつが言いたいのは………。





「今はバカンスを楽しめ、ということか。」




「そゆことサー!」






ニカッとこの空の太陽にも負けない位に笑い、奴は残りのアイスを一気に平らげる。
俺も溶けない内にアイスを食べる。
口の中に、紫イモの味が残った―――。







**********************

あとがき
はい。とりあえず補足。
ゲームのソロさんは多分ディーラー潰す事が最優先だとおもうのでこんな考えしませんよね(←
そしてなんだか性格が途中からずれていったよこの人!すみません。書き手が悪かったです。
管理人は『うるさいぞラプラス』としゃべらせたことに非常に満足してます(殴打)
因みに…ケン太君だしたのはなんとなくです^^
たしか彼ってここ出身でしたよね…?どうしよう間違ってたらorz
で、ソロさんにはたまにはゆっくりしようと考えさせてみました。だから、紫イモアイスを貰った最初の一口では分からなかった味が最後感じたんですよ☆
では、駄文失礼しました。
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無題
こんにちは~。
あ゛~、読み終えた時点で完全に萌え尽きている私は大のソロ様好きです(汗)
流星3はほぼソロ様目当てで買ってしまいましたが、後半になっていったら全然出てきませんでした…(泣)
紅月~コウゲツ~ 2011/01/04(Tue)16:48:52 編集
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